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しゃくやく
2011.06.04

6月に入ると芍薬が咲き始まりました。牡丹と並びはでやかで気品のある花です。
中国の薬物書「神農本草経」には、芍薬の効能について腹痛、知覚異常を除き、発作性の痛みをとり、利尿の効き目があって、神経の安定によいという記述があります。 芍薬甘草湯として筋肉の痙攣や腹痛によく用いられます。また婦人薬として利用度が最も高く、色白で冷え症、やせ型で体力のあまりない人に向く処方です。冷え性、貧血症状、生理不順、生理痛、生理前後の不快症状、不妊症、むくみ、頭痛、めまい、肩こり、更年期障害などに広く適応します。当帰芍薬散などで用いられています。